クリスマス・イブに心臓手術 その1 心雑音

Female doctor 心臓の手術

始まりといきさつ

明けましておめでとうございます。

 昨年の12月下旬に入院し、24日に手術、年が明けてから退院いたしました。

昨年中、またブログお休み中も応援していただき、ありがとうございました。

今年もどうぞ、よろしくお願いいたします。

   

発端と経緯のあらまし

 昨年の10月末に、職場の健康診断で心雑音を指摘された。

心雑音は、40歳頃から、たびたび指摘されていたが特に問題ないとされ、スルーしてきた。

しかし今回の医師(女医さん、この方に感謝です)は

「心エコーの検査をしたほうがよい。まず、近くの循環器のクリニックを受診するように」

と、紹介状を書いてくれた。

   

 心当たりのクリニックや病院がなかったので、ネットで検索し心臓病センターのある比較的近い民間病院を受診。

大腸がんのときにお世話になった大学病院にしようかと思ったが、

家から遠すぎるということ、予約をとっても、かなり待たされるだろうということから、今回の病院に決めた。

   

 受診すると担当の医師は、私の心音を聞いてすぐに

「大動脈弁狭窄きょうさく症でしょう。間違いないです」と即座に診断。

そのあとエコー検査を受け、再び診察。

   

 エコーの映像など見せられながら

「ここが大動脈弁で、この開口部の大きさは、一般的には3~4㎝ですが

あなたのは7㎜しか開いていません。これは重症です」

とのことだった。

びっくり!

「今日、来てくれて本当によかった」と繰り返し言われた。

さっそく3泊4日の検査入院を指示された。

   

大動脈弁狭窄症とその手術について簡単にご説明

 心臓には4つの部屋がある、って確か子どもの時に習った。
   

   
そのうちの左心室からは、酸素の入った新鮮な血液が、全身に押し出される。

左心室が収縮すると、大動脈弁が開き、そこから血液が押し出されていく。

ところが、様々な理由で、その弁が少ししか開かないと、

左心室の筋肉は懸命に圧力をかけて押し出そうとし、その筋肉が肥大していく。

そして、左心室の筋肉が「もう無理」と力をなくして止まってしまうと突然死というわけだそうだ。
   

原因はいくつかあるが、近年は、高齢化に伴う石灰化性の大動脈弁狭窄症が増えているそうだ。

   

 ここを修理するために、大動脈弁を人工弁に入れ替えるのが大動脈弁置換術で、私はこの手術を受けることになった。

人工弁には、カーボン製の機械弁と、牛や豚から作られた生体弁がある。

私は豚さんの弁を頂くことになった。

   

 一般的に、70歳以上の人には生体弁を使うとのこと。

機械弁は長持ちするが血栓ができやすく、それを防ぐためにワーファリンという薬を一生飲まなければならない。

生体弁の場合は3か月程度の服用でよい。

機械弁は、薬を飲みつつなら一生もつ、

生体弁は、10~15年ほどしかもたないが、薬は飲み続けなくてもよい、というわけ。

豚さんの弁がうまくフィットしてくれることを願うのみ。

   

週刊現代「衝撃データ その病院で心臓の手術をしたら、死にます」2012.04.18
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/32320?imp=0

     

   

コメント

  1. アイビー88 より:

      明けましておめでとうございます。
            
    そして何よりも
     ♡ご退院おめでとうございます♡

    大事に至らず、本当に良かったですね。
    スキーでの大怪我も、ガンも克服なさったtamichatさん~♪ 強運の持ち主さんと思っていました。
    ご家族の皆様もひと安心ですね。
    本当におめでとうございます。

    どうぞお体が回復されるまでは、ご無理をなさらず、養生なさってくださいね。

    ※夫の次姉が、学生の時、やはり心雑音を指摘されていたそうです。でも症状がなかったので放置していて・・・今から15、6年前に手術しました。(病名は?)現在82歳ですが元気、元気です。(*^-^)

    ☆豚さんの弁が、フイットするように、お祈りしています☆

    • tamichat より:

      アイビー88さま

      お心のこもったコメント、ありがとうございます。
      また、昨年末には「太陽の力」へのコメントを頂き、あの、太陽が昇ってくるときの
      迫力に共感してくださる方がいらして、とても嬉しかったです。

      おっしゃるように、私は強運の持ち主なのかもしれません。
      今のところ、豚さん、うまくやってくれているようです。

      病室の窓から富士山がきれいに見えました。
      その時、アイビー88さんを思い出しました。

      これからも、お義姉さまのように元気になることを目指して頑張りたいと思います。
      勇気づけていただき、本当にありがとうございました🙂

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