高齢者の衰え
歳を重ねるとともに、筋力、記憶力、反射神経、バランス感覚などの衰えを感じざるを得ない。
自己流だが、これらを日常生活の中でセルフチェックし、維持しようと心がけている。
筋力 つかまらずに立ち上がる
私はこれが最も弱い。
というのは股関節が痛くなってから久しく、それは悪くなることはあっても、よくならないので、運動ができないからだ。
実は、10年ほど前に整形外科に行き、診てもらった。
すると、「これは変形性股関節症です。人工股関節を入れる手術しか治療法はありません。」と言われ、なんか納得できず断った。
知り合いの中でこの手術をした方が二人いて、そのお二人とも手術してよかった、とは言わないので、しないことに決めている。
今は整体でしのいでいるが、最近は階段も手すりにすがらないと上れないので、いつまでできるか不安だ。
若いころは相当激しい運動をしていたのだが、そんなわけで、ここ20年ぐらいはほんとうに運動をしていない。
筋力の衰えを感じつつ、筋トレなるものができないのが残念だ。
私の唯一の筋トレは、冷蔵庫の前にかがんで野菜などを取り出し、それを持って、どこにもつかまらずに立ち上がる、というものだ。
これができる間は、まだ大丈夫かなと思っている。
実は、整体の先生にエクササイズのプログラムを作ってもらっているが、正直なところ、たまにしかやっていない。
記憶力 買い物で確認
買い物に行くとき、予め携帯のメモ機能を使って買うものをメモする。
そして買うときは、メモを見ずに思い出しながら買っていく。
買い終わったと思ったところでメモを見る。
買ったものを消去していく。
いくつ残ったかで記憶力の低下具合が分かるが、調子がよいと全部消えることもある。
そんなときは、私もまだまだいける、と内心よろこぶのだ。
反射神経 ゲームで鍛える
ネットに、無料ゲームの「コレピク.NET」なるものがあり、ここにさまざまなゲームが掲載されているが、その中の「トライピークス・ソリティア」がおすすめ。
場には、3つの小さい山形にカードが伏せてあり、一番下は開いている。
持ち札に相当する手前に重ねてあるカードを、一枚ずつクリックして開き、それと隣になる場札のカードをクリックする。
隣とは、たとえば7なら、6か8である。
キングとエースも隣となる。
これを素早く見つけてはクリックしていくのには、見てぱっと反応することと、手の操作の素早さが要求される。
反射神経を鍛えるのにはもってこいだと思っている。
すべてのカードがなくなると合格だが、要した時間が少なければランキングに入ることができる。
私はこれを毎日欠かさずやっている。
娘にも勧めているのだが、なぜかゲームには興味がないようだ。
バランス感覚 洗濯物干しでこらえる
室内でハンガーに干した洗濯物を、ベランダに出す。
そのとき、取り込んだ際に脱いだサンダルの向きは、部屋の方を向いている。
したがってベランダに出るときは
洗濯物がぶら下がったハンガーを手に持ったまま、反対向きになったサンダルに首尾よく足を突っ込み、よろっとするのをこらえてバランスをとる。
体が傾いてどこかにぶつからないように注意するが、結構むずかしい。
これがうまくいくかどうか、セルフチェックしている。
日常生活の中で普通に行っていることなので、これらに効果があるのかどうかは分かりません。
娘からは「チェックはできるかもしれないけど、維持はできないんじゃないの?」などと言われています。
みなさんはどのような工夫をされているのでしょうか。
※これを書いている間にも、アンケート ↓ にお答えいただいて、コメントを寄せてくださる方がいらっしゃり、とても嬉しいです。
ありがとうございます。今後ともよろしくお願いいたします。
「衰えとその対抗策を科学する」名古屋大学 総合保健体育科学センター 石田浩司
http://www2.htc.nagoya-u.ac.jp/~ishida/Personal/detraining/deconditioning.pdf
「生活アクティブ体操」公益財団法人 健康・体力づくり事業財団
https://www.mext.go.jp/sports/content/000050043.pdf
「10分間の運動で記憶力や認知能力がアップ」一般社団法人 日本生活習慣病予防協会
http://www.seikatsusyukanbyo.com/calendar/2018/009719.php
「外出自粛による運動不足、体力低下を予防しよう」あま市
https://www.city.ama.aichi.jp/kurashi/health/hokenn/1006458/index.html
「高齢者の運動機能向上」公益財団法人 長寿科学振興財団
https://www.tyojyu.or.jp/net/kenkou-tyoju/rouka-yobou/undou-kinou.html
コメント