初めて見たディズニーの映画は「白雪姫」、次が「バンビ」、そこまでは以前書いた。
次からは順番はあいまいだが、まず「シンデレラ」
絵本で見ていたシンデレラと映画のシンデレラは少し違って、子どもの目には、あまりかわいく見えなかった。
けれど、あの魔法使いのおばあちゃんがとても印象に残り、
かの有名な歌が「サダカドゥーラ、メチカブーラ、ビビリバビリブー」注1と聞こえて、その通りに歌っていた。
そして「わんわん物語」
出てくるわんこたちもとても可愛かったが、「ララルー、ララルー」注2という子守唄がとてもきれいだった。
「ファンタジア」
これは素晴らしかった。
本格的なクラシック音楽にのせて魅力的なアニメの世界が広がる。
ベートーベンの6番田園に合わせて、下半身が馬で、上半身が可愛い女の子のキャラクターがでてきたり、
ほうきが増えて止まらなくなる「魔法使いの弟子」とか、
うっとりしたり、興奮したり、あんな贅沢なアニメーションはまずないと思う。
「ピノキオ」「ピーター・パン」「101匹わんちゃん」
これらは、見た記憶はあるが、断片的にシーンを思い出すだけで、あまり覚えていない。
「ダンボ」これはとても心に残っている。
ダンボのお母さん象が、体を張ってダンボを守る、でもお母さん象は、暴れたといって檻に入れられてしまう。
ダンボが悲しくて泣くと、とてもかわいそうで、もらい泣きした。
ダンボが空を飛ぶのが素晴らしかった。
アニメだけではなく、ディズニー映画では大自然の美しい姿や驚異を撮ったドキュメントも印象に残っている。
「大自然の片隅」
これが初めて見たディズニーの自然ドキュメンタリー映画だった。
当時はまだ珍しかった高速度カメラで、砂漠のサボテンの花が開く様子を撮ったものを見て、なんてきれいなんだろうと感動したものだ。
そのほか、「ビーバーの谷」「砂漠は生きている」などがあった。
「砂漠は生きている」は学校から見に行ったのだが、以前に見た「大自然の片隅」をさらにバージョンアップしたような作品だった。
友だちはみな、あのサボテンの花が開く様子に興奮していたが、私は内心(これ、私は前に見たことあるもんね)と思っていた。
最近のディズニーアニメはCGを使った絵になっていて、私のような年寄りは、なんとなく違和感を感じてしまう。
昔のはかわいかったなあ。
注1「Bibbidi-Bobbidi-Boo」
注2「La La Lu」
コメント
私は貴女と同じ終戦っ子の男性です。
毎日、楽しく拝見させて頂いております。
子供の頃の思い出は性別とは関係無く、重なる部分も多くて、自然と当時の事を思い出します。
そういえば、自分もこんな事があった、あんな事があったと、懐かしさが溢れて来ます。
これからも、色々なノスタルジーな話を楽しみにしています。
えとせとら徒然帳さま
ありがとうございます。同じように感じてくださる方が
きっといらっしゃるのでは、と思いつつ書いております。
終戦っ子と言うと、なにか辛い人生を連想してしまうかもしれませんが、
いやいや、こんな楽しいこと、こんな面白いことあったんだよって
誰かに伝えたいですよね。
今後ともよろしくお願いいたします。