今回は夫に記事を書いてもらいました
(画像は草刈りをしているところ)
ではどうぞ~
昭和20年生の私は、大学卒以来65歳の定年まで同一法人で生きてきました。
定年間近い私は、業務上のミスも多数有り、法人内の評判は芳しくないことも感じつつ暮らしていました。
また、公的年金18万円では、貯金の取り崩し生活しか考えられません。
そこで定年をもって法人と縁を切ろうと内々で決意、田舎暮らしを目指します。
2009年4月のことです。
雑誌「田舎暮らしの本」が愛読書となり、土地探しを始めました。
田舎暮らしの本
ネットで「なーんにもない村」を売りにしている不動産屋の、1,100坪300万円の農地物件を見つけ、釘付けになったのでした。
6,180万円で購入した建売住宅に住み、残債が1,200万円以上の身にとっては、手軽な買い物ではありません。
(ローンの払い終わりは74歳)
300万円のうち100万円をかみさんに出してもらい、契約成立。
ローン住宅のほうは、翌年2,000万円で売れました。
この物件が安かった理由は、地目が「農地」であるせいです。
農地購入は農業者にしか許されません。
そのため12万円で中古プレハブボックスを購入し、掘った井戸から水道管をつなぎ、プロパンガスコンロを置き、2010年4月1日から売上げ0円の農業者になりました。
農業委員会へ農地の宅地転用を申請し、転用許可が出ると建築確認申請となります。
許可がないと宅地部分の地ならしも出来ません。
めでたく許可が出て9月着工となりました。
年が明け、1月にはセルロースファイバーの施工が終わり、床板は無いものの家らしくなりました。
3月11日は、あの大地震です。
工事は中断しましたが、耐震性能は確認されました。
目指すは食料自給、愛読書は「現代農業」になります。
現代農業
元水田が有る物件は魅力でした。
野菜と米を作り、卵を食べる。
産まなくなったら、お肉にする。
(それまでに、職場での仕事の一環として、鶏を飼っていた経験が20年ほどある。
また、移住を決意する5年ほど前から、職場近くの田んぼを借り、趣味で米作りもしていた。)
じゃがいも
ししとう
きぬさや
お風呂と25℃暖房は薪、標高があるので冷房は無し。
セルロースファイバー住宅は、メンテナンスにお金がかからないこと、そのため年金生活でおつりがくること、が設計思想でした。
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