授業が始まる前にするトレーニングや、合宿で朝ご飯の前にする練習を「早トレ」(早朝トレーニング)と言っていた。
スキー場での早トレは清々しくて、寒いけど身が引き締まる感じだった。
朝は、体がまだあたたまっていないから怪我をしやすい。
注意しろと言われていたが、やっぱり捻挫したことがある。
スキー合宿のほかに、山間の合宿場で行う、トレーニング合宿というものもあった。
その早トレでは、山道をひたすら走らされた。
授業前の早トレに行くためには、朝5時半に家を出なければならない。
まだ暗い道を歩いていると、牛乳配達の自転車に出会った。
牛乳屋さんは早いんだなあと思った。
トレーニングを済ませて授業に出ると、眠くて眠くて、とても起きていられない。
昔を振り返ってみると、小学生の頃は授業中のおしゃべりがひどかったが、中学高校になると、授業中寝ることが多くなった。
先生の話をずっと聞いていると、必ず眠くなる。
よほど面白い授業なら別だが。
授業中寝ることは、私にとってかなり普通のことだったし、寝ていることで先生に叱られたことは、一度もなかった。
大学生になってからは、早トレも含め、年中トレーニングをするようになり、授業中の居眠りは、ますますひどくなった。
授業中寝ていて、終わりそうになると不思議に目が覚めるものだ。
あれはどうしてなのだろう?
あるとき、クラスの男子学生に注意された。
「授業中寝るのはやめろよ」
内心、「なんだよ、いい子ぶって」と思ったが、
「起きた時の顔がひどいぞ」と。
そこかよ。
私は成人して社会人となっても、会議、講演を聞く、長い挨拶を聞く、などのとき、どうしても寝てしまう。
これは直そうと思っても直らない。
コメント
今晩は
初めてコメントします。
☆早トレ
私たちは朝練と言っていましたね。
通常は6時、試合が近づくと5時の電車(汽車)に乗って、練習に明け暮れていました。だからいつも眠くて眠くて・・・
午後の授業、特に物理と家庭科の先生の声が、子守り歌でした。先生には黙殺されて、級友には、上手にねぇと、お褒めの御言葉を頂戴していました。ホントによく寝ていました。
寝て、練習して、食べて、食べて、少し勉強して、恋心も抱きつつ練習して寝て・・・
そんな懐かしい高校生活~♪︎
今でもお昼寝は大好きです
中高は地方の学校でバスケ部でした。
上京した短大では、外の空気を?と思い(本心はバスケは疲れるので楽をしたい)ワンダーフォーゲル部に入りました。
冬にはスキー合宿もあって(夜行列車 懐かしいですね)酷い捻挫も経験・・・
楽しくも痛い青春のひとこまでした。
♡tamichatさんのブログ
都会っ子のエッセイのようで、愉しく拝読しています。詳細な記憶力にいつも感心しています。(^-^)
アイビー88さま
感動のコメントです。ありがとうございます。
アイビー88さまは「朝練」だったんですね。
そのあとの授業が眠くて眠くてたまらないっていうのは、
みんな同じなんだなあと思って嬉しかったです。
大きな荷物を抱えて、夜行列車に乗り込んで行くというのも
当時ならではの懐かしい光景ですよね。
ワンゲルではいろいろな山に登られたと思います。
私は現在、股関節が悪くて、登山はちょっと無理になりました。
残念です。
コロナ炸裂の世の中、どうぞお体にお気をつけてお過ごしください🙂