※2024年4月の記録です。
昨年(2023年)8月の末にコロナに感染して早7か月が経った。
今はそのことを忘れかけているが、経過はどうだったか、後遺症といえるものはあったのか、など思い返してみた。
2023年8月、夫が村の会合でコロナをもらってきて発症し、2日後に私も発症した。
私はワクチンを3回接種、
夫は元々ワクチンに懐疑的で、インフルエンザワクチンなども接種しない主義ゆえコロナワクチンも接種していない。
微熱と寒気
以前のブログにあげた当時、37℃前後の微熱が続き、20日ほどたってようやく36℃台になったと書いてある。
確かに朝、寝起きに計ると36℃台でほっとする。

ところが夕方になるとぞくぞく寒気がしてきて、計ってみると 37.7℃。
やっぱり体力ないなあと感じる日々が1か月は続いた。
咳がコンコンからゲホゲホに
心臓の手術以来、咳は出ていたが、それがより頻繁に出るようになった。
呼吸器科の診察を受けた結果では特に治療の必要があるものではなく、医師の言うことには「コロナの咳は1か月ぐらい続くらしい」と。
言い換えれば 1か月程度で収まるということだなと思ったが、収まらず。

そして、それまでのコンコンという空咳に、だんだん痰が絡むようになった。
コンコンからゲホゲホに。
ゲホゲホの咳は4か月ほどかけて徐々に収まり、心臓手術後から始まったコンコン咳に戻っていった。
これはいまだに続いている。
ちなみに夫も咳がひどくなり痰が絡むようになったが、2か月程度で治った。

これに関連するが、夫がコロナ感染の2週間ほどのち村の健康診断を受け、1か月後に肺の要精密検査のお知らせが来た。
これは大変と、さっそく呼吸器内科で CTを撮った。

肺に石灰化したところがありますが古い炎症の跡でしょう。癌を疑うようなものは見当たりません。

これ以上の精密検査は必要ありませんが検診は受けるように
CTを撮ったのがコロナ感染2か月後だから、この石灰化したところがもしかしたらコロナによる炎症の跡かもしれない。
味はするけど匂いがしない
発症数日後、納豆のにおいがしないということに驚いた。
トイレで用を足しても無臭ということに心もとなくもあり、快適でもあった。
1週間ぐらいのうちに、納豆のにおい、徐々にシャンプーや洗濯洗剤のにおい、オーデコロンのにおいなど刺激のあるにおいが戻ってきて、味噌や鰹節のにおいなど2週間ほどでだいたい元に戻った。

しかし夫の方はもともと鼻が利かないのもあってか、なかなか戻らなかった。
なにせ私のおならを「香ばしい」などと言うぐらいだから、彼の嗅覚は普段から全く当てにならない。
それが2週間ほどして「鯖の干物のにおいがかすかにした」と言ったので、おっ、戻ってきたなと思った。
夫の嗅覚はいつから何のにおいがしたかという、はっきりした変化はわからない。

が、少しずつ戻ってきて発症後半年たったころ、コーヒーを入れると「喫茶店のにおいがする」と言っていたので、まあまあだと思う。
シェーグレン症候群
発症から4か月後の2023年12月、心臓外科での定期検査で、肺のレントゲン写真に白いところがあるから呼吸器科で CTを取るよう言われた。
以前、大腸がん手術のあとの CT検査で、肺に非結核性抗酸菌がいっぱいあるよと言われたことがある。
土や水、家畜を含む動物など環境中に生息。
結核と異なり、人から人に感染することはない。
結核の人や肺に病気をもつ人の免疫力が低下した場合に起こりやすいといわれていたが、近年は、肺に病気がなく免疫力が正常な人にも増加している。
参考「肺非結核性抗酸菌症」
https://kompas.hosp.keio.ac.jp/disease/000266
慶應義塾大学病院 KOMPAS
今度もそうじゃないかなと思って呼吸器科の医師に伝えたところ……

私もそう思います
CTと血液検査の結果、当初疑われた非結核性抗酸菌はマイナスで陰性。
一方、シェーグレン症候群を示すデータはプラスで陽性と診断された。
これは膠原病の一種で、自己免疫性疾患だそうだ。
細菌やウイルス、腫瘍などの異物を排除し、病気や感染から体を守る役割を持つ免疫系が、自分の体の一部を間違えて異物と認識して攻撃してしまい、様々な症状を引き起こしてしまう病気。
参考「自己免疫性疾患とは」
https://www.ncchd.go.jp/hospital/about/section/touseki_ketsuekijyouka/jikomeneki.html
国立成育医療研究センター

唾液や涙が出にくくなり、いろいろな臓器にも影響することがあるので、肺に炎症を起こしているのかもしれません。
そういえば寝ているときに、口がカラカラに乾き、口内の粘膜がぜんぶ引っ付いた感じになる。
夜中にトイレで起きると、ついでに口をすすがずにはいられない。
涙はいまのところよく出ているが。

なぜこんな病気になったのか。
歳をとったからか、ワクチンのせいなのか、コロナの後遺症なのか。
あるいはそれ全部が原因かもしれない。
いずれにせよ嫌になっちゃうなという感じだ。
まだ重篤な状態ではないから、特に治療は必要ないということだった。
太るのって難しい
2年前(2022年)、3回目のワクチン接種後体重が2キロ減り、その後じわじわと減り続け、コロナ感染後さらに減り続けた。
食欲はあり、けっこう食べているのに、体重は減ることはあっても増えない。
瘦せるのはあっという間なのに、体重を戻すのは至難の業。
感染から1か月後には 34.5㎏になった(身長 153㎝)。

このままではやばいぞ。
よく聞くフレイルになったら大変。
なんとかしなきゃ。
「加齢により心身が老い衰えた状態」のこと。
健康な状態と、日常生活でサポートが必要な介護状態の中間。
英語の「Frailty(フレイルティ)」が語源。「虚弱」や「老衰」、「脆弱」などを意味する。日本老年医学会が2014年5月に提唱。
5つのうち3つ以上該当するとフレイル、1または2つだとプレフレイル
・体重減少:意図しない年間4.5kgまたは5%以上の体重減少
・疲れやすい:何をするのも面倒だと週に3-4日以上感じる
・歩行速度の低下
・握力の低下
・身体活動量の低下
参考「フレイルとは」
https://www.tyojyu.or.jp/net/byouki/frailty/about.html
公益財団法人 長寿科学振興財団 健康長寿ネット
心臓外科の主治医(日本胸部外科学会終身指導医)は、

ぼくは痩せてるのが一番心配
というわりに、

食べる量が少ないんじゃない?

痩せすぎですよ
とか、聞いても仕方のない内容ばかり。
やせる原因としてガンの可能性も否定できないことから腹部エコー検査も受けたが、異常なしだった。
そこで夫がいろいろ探してくれて、他県のクリニックで栄養療法を受けることになったのである。
IgG4抗体に隠された本当の役割とは?
井上正康LIVE適塾セカンドチャンネル
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