朝起きて、いつものようにパソコンを立ち上げる。
検索しようとすると、画面に「インターネットに接続されていません」の文字。
おかしいなあ。
線が外れてないか、あちこち確認したり、いったんシャットダウンして電源を入れ直したりしたが、全然ダメ。
夫に訴えると、夫のパソコンも繋がらないと。
電話も光回線を使っているので繋がらない。
ルーターを見ると、ちゃんと点灯していない。
ルーターの故障かな。
頼みの綱は、スマホのみ。
スマホがあって、ほんとによかった。
NTTに連絡すると、見に行きますとのこと。
2時間ほどしてNTTが、高所作業車とワゴン車とで、ものものしくやってきた。
玄関前の広くなっているところに車を止めると、
道路工事をするかのように、赤い旗と緑の旗を持って男性が降りてきた。
トラックの前に三角コーンを置き、通行止めのついたてを置いた。
ここ、道路じゃないんだけど。
ちょっと大げさじゃない?
NTTの人がルーターを調べたが、故障ではないらしい。
その人の言うことには、
「光が届いてない。今、光が弱くなってるんですよね。
ちょっと中継しているところまで行って見てきますので、少しお待ちください」
はあ……。
光が弱くなっている。
そうか、いま梅雨だから日照時間も短くなってるし、それで光が弱くなってるのか。
でもそうなら、どの家も弱くなってるはずなのにねえ……と一人で疑問を感じていた。
そのことを夫に尋ねると……
「光回線(光通信)って、空気中の光じゃなくて、
ガラスやプラスチックでできた光ファイバーケーブルの中に、
光(電気信号ではなく、光信号)を流してデータを送るシステム」と笑われた。
そうなのか。
そして、NTTの人が帰ってきた。
光が県道の中継点のところまでは何とか届いているけど、
そこから上に上がったうちまでは、もうヘロヘロで届くことができなくなったらしい。
そこで、うちから約10kmほどの役場近くの郵便局にある、基地みたいな場所の増幅器を交換して、出力を高めたとのこと。
かくして、見事に回線復活。
光回線とは、空気中の光の中を飛んでくるんじゃなかったんだな。
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