(もぎたてミニトマト↑↑↑)
トマトの匂い
ハウスでトマトを育てている。
低温の時もハウスの中はむっとしていて、トマトはどんどん成長し、ジャングル状態。
(暖房はしていない。
うちのハウスは、春先から稲の育苗に使ったり、今のところはトマトを育てているだけ)
実ったトマトをもいでみると、あの独特の香りが立ち昇る。
ああ、いいにおい!
そして幼い頃が蘇る。
終戦から間もなく、3歳ぐらいだった頃のこと。
東京の家の庭で、トマトを育てていた。
たくさん植えてあったように覚えている。
おやつどきになると、赤く熟れたトマトを母がもいでくれた。
「トマトのまるかじりー」と言って喜んで食べた。
あの香りとともに。
甘くておいしかった。
スーパーで売られているトマトの匂いを嗅いでみると、あの匂いがしないことが多い。
トマトっていう感じがしない。
映画「トマトの値段」
トマトと言うと、高校生ぐらいの頃にテレビで見た、「トマトの値段」というアメリカの映画を思い出す。
若者が大型のトラックに、入荷したトマトをいっぱいに積んで、街までガンガン走って届けるのだ。
他にも同じように走るトラックがあるので、競争に負けないように一番に到着して、新鮮なうちに高く売るために。
ところが、途中で女性が苦しんでいるのに行き合う。
女性は産気づいているようだ。
心の優しい若者はその女性を乗せ病院に送り届けようとするが、病院がなかなか見つからず、時間がどんどん過ぎてしまう。
これでは他のトラックに先を越されて、トマトが高く売れなくなってしまう。
しかし若者は女性を見捨てられず何とか無事に病院に送り届け、また走り出すのだが、そのあとどうなったか詳しく覚えてない。
たしか、ハッピーな終わり方だったと思う。
心温まるドラマだった。
アメリカのよき時代の。
今年はトマトが豊作で、サラダにしたり、お味噌汁に入れたり、パスタに入れたり、
先日は「酢うどん」なるものを我流で作ってみた。
出汁にトマト、酢玉ねぎ、なすを入れ、前日に作った鮭の南蛮漬けの汁の残りを入れ、しょうゆ少々、そこに茹でた稲庭うどんを投入。
自分で言うのはなんだが、めちゃ美味しかった。
トマト、ありがとう!
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