※4/25 「うたごえ喫茶 反省と修正」を投稿しました。
うたごえ運動、うたごえ広場など、頭に「うたごえ」がつくだけで
なんとなくつまらなそう、ダサい、と感じるのは私だけだろうか。
歌うことは好きだが、「さあ、みんなで歌いましょう!」と言われて
歌いたい歌いたくないに関わらず歌わされるというシチュエーションは、まことに迷惑だ。
学生の頃、一時期つきあっていた男子に誘われて、うたごえ喫茶に行ったことがある。
乗り気ではなかったが、どんなところか見てみたいという好奇心もあって同行した。
たしか新宿にある「ともしび」という名前のところだったと思う。
大きい机の周りに椅子が並んでおり、そんな島がいくつかあったように思う。
前にリーダーらしき男性がいて、司会をしていた。
こういう人の掛け声のかけ方などは、なんか受け付けないものがある。
席に着くと、歌集が配られた。
謄写版で刷ったような小汚いものだった。
中にはロシア民謡とか、青春歌謡的な歌が載っていたように記憶している。
合唱をすることと、みんなで歌うということは同じではない。
私は合唱は好きだが、たまたま集まった大勢の人が誰かの音頭によってみんなで歌うということが、とても気持ち悪い。
音が下がっていたり、テンポが遅れ遅れだったりするのが混ざっていると不快そのもので、ちっとも楽しくないからだ。
しかも、歌いたいものが歌えるとは限らない。
みんなが好きな歌は「ともしび」とか「黒い瞳」とか「カチューシャ」とか、ロシア民謡が多かった。
ロシア民謡の独特なメロディーは、もちろん嫌いではない。
いい歌もたくさんある。
でも、あのロシアの広大で寒々とした大地や自然から生まれた力強い歌は、それなりの感性をもって歌いたいものだ。
すぐに帰りたくなったものの彼が熱心に歌おうとしているのをみて、しばらく我慢したが、
結局、超不機嫌になって帰った。
「うたごえ喫茶」は今でもあるらしい。
もしかして今行くと、懐かしさの方が勝って、若いときより寛容性が増して、少し印象が違うかもしれない、とも思う。
コメント
懐かしく、ユーモラスなお話をありがとうございます。
「うたごえ喫茶」、学生時代に好きなヤツがいたのを思い出します。私は行ったことはないけれど、テレビで紹介されたり、当時、人気がありましたね。
孫が通う幼稚園を訪れた際、子どもたちが下手なピアノに合わせて歌わされるのを聞いて「超不機嫌」になった事を思い出します。アレは歌ではない、延々と続くシャウトです。その幼稚園では今春、先生たちが何人も一度に退職したと聞いて、何となく納得しました。
別の孫が通う保育園では音大出身の保育士もいて、先生たちのパフォーマンスも見ててうれしくなります。
「それぞれ」ですね。
ゆ さま
こちらにもコメントをくださり、ありがとうございます。
「うたごえ喫茶 反省と修正」のコメント欄のほうに、お返事を書かせていただきました🙂